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活動報告

Report

教員

山本裕之作品個展「境界概念」

2024.10.02

日時

2024年11月6日(水)19:00開演(18:30開場)

場所

杉並公会堂 小ホール
(〒167-0043 東京都杉並区上荻1-23-15)

プログラム

全山本裕之作品

讃歌 Anthem (2022/23?映像版初演)
太平洋 L’Oceano Pacifico(2015/24?編曲版初演)
葉理 Lamina(2018)
水平線を拡大する Expanding the Horizon(2024?初演)
ダンシング?オン?ザ?スレッショルドDancing on the Threshold(2024)
境界 Boundary (2021)
シュリーレン聴取法 Schlieren Listening(2024?初演)

演奏者

丁仁愛 flute 岩瀬龍太 clarinet 中川日出鷹 bassoon 小澤瑠衣 saxophone 高野麗音 harp
山田岳 guitar 迫田圭 violin&viola 北嶋愛季 cello

チケット

前売一般3,000円、前売学生1,500円 当日一般3,500円、当日学生2,000円

※杉並公会堂でのチケットの取り扱いは、ございません。

チケット情報はこちら

ご予約/お問い合わせ

北回帰線 090-9843-8393(ヤマモト)、kitakaikisen.music[at]gmail.com
[at]を@に置き換えてください。

主催:北回帰線
制作協力:TRANSIENT
後援:特定非営利活動法人日本現代音楽協会

※このコンサートは「公益財団法人日東学術振興財団(The Nitto Foundation)」の助成により行われた研究の成果発表として開催されます。

概要

このたび、山本裕之作品個展「境界概念」を開催いたします。
山本裕之(作曲家)は18年前に、4分音(半音をさらに半分にした狭い音程)がぶつかることによる「音の歪み」に興味を持ち、もとよりライフワークとしている「音楽における曖昧性」と掛け合わせ、以降「4分音衝突」と呼ぶ独自の技法を発展、展開させてきました。またその特徴を活かすための書法を開拓、現在の作品スタイルを確立しています。
2019年にはピアノと他の楽器による作品集『輪郭主義』をCDリリース(ALM Records, ALCD-121)しましたが、このたびの作品個展ではピアノを用いない「4分音衝突」にシフトした作品群を発表します。
本公演プログラムは新作2作品、旧作3作品、旧作の編曲1曲、および初の映像作品1作品を上演いたします。本公演のタイトルとなっている「境界概念」について、山本は「ものを分かつ役割を持つ『境界』の内側には、分けられるものの反発や混交が生じている、と考えられる。『4分音衝突』を境界内部のメタファーと捉え、様々な『境界』の形を提示したい」と述べています。「境界」自体の歪みや不安定さは、山本が中世日本における聖と俗が交わる「辺界」の概念から着想を得たもので、この日に上演される旧作《境界》のアイデアに繋がっています。プログラムはその作品を発展させた近作と新作、またそれ以前から続けてきた「4 分音衝突」を活用した作品によって組まれています。さらに映像作品《讃歌》は、当初ライブで初演された純音楽作品を映像作品として派生させたものであり、音楽の政治利用をテーマとしています。

詳細

こちらのチラシをご覧ください。